消えてゆくお金の意味と価値……現代貨幣理論は正しいか?

1 ここで貨幣の起源と本質について考えようとしたきっかけは、経済学者の安富歩氏のある発言がとても気になったからだ。 彼は、「お金(貨幣)はほんらい意味も価値もない」といった。 僕は、東大教授である彼の研究がいかに幅広く高度で深いものであるかと…

山本太郎は時代の「生贄」である

1 正月もすでに一週間が過ぎてしまった。 桜を見る会疑惑とか、カジノ疑獄とか、自衛隊のイラン派遣とか、野党のいじましい合流劇とか、ろくでもない政治状況のこの国は、この先いったいどうなってゆくのだろうか? 桜を見る会の追求とか、アメリカ軍による…

女はなぜ強姦魔を許して泣き寝入りをしてしまうのか

1 強姦をした後に、「ごめん、やりたくてたまらなくなってしまったんだよ」と何度も誤れば、女は許してくれるだろうか……? 伊藤詩織レイプ事件の民事裁判で、現在の総理大臣と親交のあった山口何某という元TBSワシントン支局長の被告に有罪判決が出た。 …

女はなぜ強姦魔を許して泣き寝入りをしてしまうのか

1 強姦をした後に、「ごめん、やりたくてたまらなくなってしまったんだよ」と何度も誤れば、女は許してくれるだろうか……? 伊藤詩織レイプ事件の民事裁判で、現在の総理大臣と親交のあった山口何某という元TBSワシントン支局長の被告に有罪判決が出た。 …

13歳

1 安倍晋三というその人の醜悪さ以上に、そのまわりに群がる者たちの恥知らずな意地汚さは、醜悪を通り越して凶悪でさえあると思う。 今の政治状況は、ほんとうにひどい。一部の者が権力を独占してそこに群がってゆく者たちがいて、それが現在の日本人の多…

13歳

1 安倍晋三というその人の醜悪さ以上に、そのまわりに群がる者たちの恥知らずな意地汚さは、醜悪を通り越して凶悪でさえあると思う。 今の政治状況は、ほんとうにひどい。一部の者が権力を独占してそこに群がってゆく者たちがいて、それが現在の日本人の多…

レイシズムとファシズムに関する雑感

1 高橋洋一という財務官僚出身の評論家が、「石垣のり子は私のことをレイシストだと批判した、名誉棄損だ、許せない!」と息巻いているらしい。 そうして石垣のり子は今、ネット界隈でネトウヨたちから「硬直した左翼原理主義者だ」というような集中砲火を…

今宵逢ふ人みな美しき

1 新しい天皇・皇后即位の祝賀パレードは、ずいぶん盛大で華やかだった。たしかに車の上のご両人は美しく輝いていたし、それ見守る群衆の目もいきいきと輝いていた。 この光景を見たら、権力者だって改めて天皇の人気を認識し、ますます政治利用しようとい…

民主主義の牙城

1 首里城が燃えたのは、ショックだった。沖縄の受難の歴史を象徴するような出来事に思えた。たぶん沖縄は、モナコのように独立するのがいちばんいいのだろう。もしもモナコが美しい国としてヨーロッパじゅうから愛されているとしたら、沖縄だってアジアじゅ…

祭りの賑わい

1 僕は、インテリの頭脳だけが優秀だとは思っていない。どんな高級インテリだろうと、その思考の限界というのはある。 たとえ東大教授だろうと、知ったかぶりして偉そうなことをいわれても、その思考の浅さにほんとにむかつくときがある。 しかしどんなに気…

「天皇陛下万歳!」だってさ

1 先日、令和天皇の即位の礼の儀式で、総理大臣が大仰な万歳三唱をこれ見よがしにやってみせていた。とんだ茶番劇の猿芝居、顔をそむけたくなるような醜悪そのものの風景だったが、同席した外国人たちはどう見ていたのだろう。 だいいち、天皇自身がどう思…

「知らない」ということ

1 韓国叩きのヘイトスピーチとか関電賄賂事件とか消費税10パーセントとか、その他もろもろの人と人の関係がめちゃくちゃで、ほんとにひどい世の中になってしまったものだと思う。自分が楽しているからとか苦しいからとかというような問題ではない。ろくで…

選挙に行こう

1 先の参議院選挙で山本太郎とれいわ新選組は、「生きられないこの世のもっとも弱いもの」としての重度障碍者を先頭に祀り上げて戦った。この態度は、人としてきわめて本質的である。つまりそれは、生きられない存在としての生まれたばかりの赤ん坊をかわい…

恐竜時代の終焉

1 現在のこの国は、ほんとうに狂っている。だれもが巨大化複雑化した社会のシステムに呑み込まれながら、その上にあぐらをかいたかたちで政治や経済が動いている。 このままでいいはずがない。政府やマスコミによる韓国叩きのヘイトスピーチなんてどうしよ…

非武装中立という処女性

1 れいわ新選組と共産党が、連合政権構想の話し合いを始めるという記者会見があった。 市民たちは、それを歓迎するだろうか。 両党はそれを立憲民主党や国民民主党とのあいだまで広げてゆきたいというが、立憲・国民には共産党アレルギーの議員も少なからず…

処女性の人類学

1 日刊ゲンダイが「韓国叩きの卑しさ危うさ浅ましさ……」というような見出しの記事を一面トップに載せていたが、ほんとうにそうだと思う。 テレビの「ゴゴスマ」とか、「週刊ポスト」とか、韓国叩きのヘイトスピーチで商売をしようなんて、ほんとに醜く卑し…

女子大生だって、やがてOLになる

1 たしかに現在のこの国の政府とマスコミや民衆の世論まで巻き込んだ韓国叩きというのは醜悪そのものなのだが、もともと扇動に流されやすいおっちょこちょいのナイーブな国民性なのだから仕方がない。政権が代われば、民意だってあんがいかんたんに変わって…

夢見る心 1 政府やマスコミの扇動に乗せられて、韓国がどうとかこうとか許せないとか、何をいきがって大騒ぎしているのだろう。 ただのド素人の民衆のくせに、まるで国を背負っているかのような物言いをする。 政府のやることの醜悪さはもちろんのこと、そ…

人は美しいものに感動する

1 人が美しいものに感動するのはあたりまえのことで、それこそがこの世の無上のものだろう。なのに明治以来の大日本帝国や古代の大和朝廷は、天皇をサル山のボスに仕立て上げた。それによって民衆の支配は強化されたわけだが、僕が知りたいのは、それ以前の…

ネガティブキャンペーンの栄枯盛衰

1 なんのかのといっても韓国の民衆はパク・クネという大統領を自分たちの手で引きずり下ろしたし、香港では連日大規模デモが起きているし、フランスではイエローベスト運動が燃え盛っているというのに、この国の民衆はあの愚かで醜悪な総理大臣が居座り続け…

奇跡の美少女……愛子天皇待望論の行方

1 今や日韓関係はこじれにこじれてしまっているが、何かのはずみで大きく改善されたりする可能性もある。人間なんて他愛ない生きものだし、他愛なさは大切だ。 かたくなな心が解きほぐされることは、世の中にいくらでもある。 韓国人は韓国人だが、人間でも…

れいわ新選組のブームは終息するのか

1 こんなにもひどい世の中になってしまったのに、多くの人がそれを実感していない。それが、投票率の48・8パーセントという数字に表れているのだろう。正直言って僕も、山本太郎の街宣を聞くまでは、よくわかっていなかった。彼の街宣は、4~5年前から…

天皇制と民主主義とれいわ新選組

1 天皇は、人間社会に対する「贈り物」であり「生贄」でもある。それはまた、人がこの世界に存在することの本質でもあり、天皇はそれをもっとも純粋に表している「象徴」的な存在なのだ。 日本人が天皇という存在を生み出したことは人類史の必然であり、天…

選挙の総括・その2

1 現在のこの国の選挙状況は、わりと単純である。投票率が低ければ組織票を持っている与党の側が有利になり、高ければ反対票として野党の支持が多く集まる。 今回は、与党の側に有利な、まったく無風の選挙だった。それでもれいわ新選組は2議席を獲得した…

選挙結果…かなしみは深く、怒りはくすぶったままだった

1 けっきょくそういうことだったのかなあ、と思う。 いつどんな時代であれ、人の心に「かなしみ」は深く息づいている。 生きてあることの「かなしみ」こそが人類の歴史を進化発展させてきた、と僕は思っている。それはもう、直立二足歩行の起源のときから考…

選挙が終わった

選挙が終わった。 風穴は空いたか? 空いたような、そうでもないような、途方に暮れるような、やっぱり置きざりにされているような、そんな気分が残った。 まあ、右翼陣営であれ左翼陣営であれ、保守陣営であれリベラル陣営であれ、ほぼ既成政党の目論見通り…

風穴は空いたか?

選挙はライブであるということ、祭り(フェスティバル)であるということ。もしもれいわ新選組の奇跡が起きるとすれば、そのように「クチコミ」の人と人のときめき合う関係が大きく広がってゆくことによって起きるのだろうと思う。 もう、マスコミ報道は当て…

ラストスパート、いよいよ最後のホームストレートに差し掛かった

1 7月18日、今日の山本太郎の福島街宣は面白かった。 福島は原発事故の起きた場所だ。 頭の中をすっかり現在の社会制度に汚染されてしまっている年寄りがマイクを渡され、正義ぶって散々品性下劣な難癖をつけまくっており、政権与党側から送られてきた刺…

最後の大逆転=サプライズ=奇跡?はあるか?

1 7月12日、品川での「れいわ祭り」は、やはりすごい数の観衆で盛り上がっていた。2年前の衆議院選挙における枝野旋風のとき以上だった。もしかしたら、史上最高の選挙街宣かもしれない。というか、選挙街宣という以上に、まさにひとつのお祭り(=フェ…

山本太郎とれいわ新選組の敵

1 経済評論家による多くの経済予測が当てにならないように、山本太郎のれいわ新選組の獲得議席がいくつになるかなんて、ほんとうはだれにも予測がつく話ではない。 プロの評論家であろうとアマチュアのネット民だろうと、したり顔で予測している連中なんて…