山本太郎とれいわ新選組の敵 1 経済評論家による多くの経済予測が当てにならないように、山本太郎のれいわ新選組の獲得議席がいくつになるかなんて、ほんとうはだれにも予測がつく話ではない。 プロの評論家であろうとアマチュアのネット民だろうと、したり…

れいわ新選組は新しい時代を切りひらくことができるか

1 れいわ新選組は今回の選挙の台風の目になれるだろうか。 政治や選挙に詳しい人たちは、わかったような顔で、せいぜい2~3議席とるのがやっとだろう、と口をそろえていっている。 しかし世の中は、すべて彼らのいう通りに動いているわけではない。 明日…

選挙がはじまった

1 山本太郎が街宣のときに消費税減税とか財政出動とかの経済の話を延々とするのは、経済オンチの僕としては正直言ってちょっと鬱陶しかった。しかし世の中の多くの人はその話にこそ関心を寄せてくるのだから、それはまあしょうがない。 ただ僕は彼の人間的…

れいわ新選組の候補者が次々に発表されている

1 このブログの今回のシリーズは、令和という元号に代わったことを機会に、日本人にとって天皇とはどのような存在であるのか、ということ書いてゆこうとしたのだが、いつの間にか話が逸れてしまった。 知ったかぶりのネトウヨの人から難癖をつけられた、と…

みんなひとりぼっち

1 右翼であろうと左翼であろうと、何が正しいとか間違っているとかと「判断」するのは、僕の趣味じゃない。おもしろいものに「おもしろいなあ」と心を動かされるだけだし、嫌いなものは嫌いだし、この国の総理大臣やネトウヨのような気味悪いものにつき合わ…

人類の悲願

1 「山本太郎現象は本物か」という記事が最新の週刊プレイボーイに載った。やはり確実に世評は盛り上がってきている。最貧層の底上げをするために今は大幅な財政出動をする必要があると主張する彼は、アメリカのサンダース大統領候補と同様に、最近話題の「…

バブル景気の継続と崩壊

1 われわれ日本人は、あのバブル景気の時代に何を得て、何を失ったのか? 1980年代のあのころの活気は、今はもうない。90年代初頭のバブル崩壊とともに時代の景気状況は一変したのかもしれない。 1950年代の高校大学出の初任給は、おおよそ1万円…

人類の夢と希望と願い

1 現在のこの国の総理大臣のように無知で無教養で性格の悪い人間が、自分がちやほやされる状況を確保しておくためには、自分に逆らったり自分を軽蔑したりする相手は徹底的に叩きつぶしてしまおうとする。総理大臣を含めたすべてのネトウヨに共通した生きる…

ヘイトスピーチの彼方へ

1 言論の自由は守られねばならない。 だから、ヘイトスピーチだって許される。しかしそれは、限りなく醜いし、それによって傷つく人がたくさんいる。人の世は、その醜さと暴力性に耐えられない。耐えられる人間や世の中は異常だ。 ヘイトスピーチが自由であ…

神は、女の性器に宿っている

1 吉野裕子の『日本古代呪術(講談社学術文庫)』は、興味深い読み物だった。日本列島の古代呪術は「女陰信仰」の上に成り立っている、という。それは、僕が考えている「色ごとの文化」の伝統とも通底していることで、なるほどとうなずけることも多かった。…

バブリーな思考と民主主義

1 ひと昔前は5月のことをよく「行楽のシーズン」といった。気候はいいし、連休はあるし、ともあれ行楽地としては、どちらかというと暑苦しい海よりもさわやかな風が吹く北海道や信州に人気があった。 が、それもバブルの時代までのことで、バブル崩壊とと…

選挙にいく理由

1 この数年間、選挙といっても大して面白いことも起きなかったし、関心なんか持たないほうが精神衛生にはいいのかもしれない。 ひどい世の中になってしまったものだと思う。そもそも社会のシステムそのものが腐っているのだろう。 多少なりとも自分に世の中…

新しい時代はやってくるのか

1 元号は変わったが、このひどい政権が交代する気配はまるでない。 民意の総体にかなった政権であるはずもないが、多くの民意がそれを許してしまっている。ひどいとわかっていてもしょうがないと思う人もいれば、積極的にそこにすり寄ってゆく人もいる。もち…

新天皇が背負っているもの

1 平成から令和になって、時代の気分が少し変わるのだろうか。変わらなくはないような気もする。なんのかのといっても天皇制は、歴史の無意識として人々の心の底に根付いているのだろう。どう変わるかはわからない。しかし「変わった」という思いは、だれも…

天皇のかなしみと微笑み

1 「平成」から「令和」に代わったことだし、この機会に「天皇とは何か」ということを考えようよ。凡庸な右翼や左翼のように、すでに分かっているつもりになるべきではない。天皇自身がだれよりも深く切実にそれを問うているというのに、天皇でもないあなた…

昭和=平成=令和

1 令和という新しい時代になって、マスコミはもう、新天皇の話題ばかりで、平成天皇のことは何も語らなくなるのだろうか。 何しろ今の総理大臣は、平成天皇のことを煙たがっていたらしく、マスコミもそこのところを「忖度」するのだろう。 平成天皇とはどの…

5・古代の心と処女の巫女

1 どうしてこの国は、こんなにもしょうもない総理大臣がのさばっているのだろう……多くの人がそう思っているはずだが、べつにそれでもかまわないとやり過ごしている人がいて、選挙に行こうともしない。 この国の民衆社会は、心理的にはひとまず権力社会とは…

天皇の心の闇

1 大阪の選挙で維新の会が大勝利して、いったいこの国はどうなっているのだろうと思うのだけれど、まあ投票率が40パーセントを少し越えるくらいで、右翼的勢力しか投票に行かないのであれば、こうなるのも仕方がない。 右でも左でもない無党派層の「お祭…

色ごとの文化とコンピュータのかなしみ

1 このごろ、人間とAIの違いはどこにあるか、とよく議論されている。 コンピュータは「ON」と「OFF」すなわち「1」と「0」の無限の組み合わせによって動いているのだとすれば、人間の脳というか生きものの命のはたらきは、「OFF=0」だけのはたらきではな…

金が仇の世の中で

1 世の中は金で動いている……それはまあたしかにそうで、世の中を動かしているのは資本家であり、民衆は金に動かされている。そして今どきの権力者もまた、経団連という資本家たちに動かされている。 今や権力者は資本家の使い走りの犬に成り下がっていて、…

令和の生贄

1 山本太郎の「れいわ新選組」のことは書いておかねば、と思った。 僕は政治オンチだから、彼のその行動がどれほどのインパクトを世間にもたらすのかはよくわからないし、その政策の是非を分析できる能力もない。 ともあれさっそくネトウヨたちが寄ってたか…

人恋しさの集団性

1 「令和」という新元号名を聞いても、なんだかなあ、と思うばかりで、もう飽きた。 あんなセレモニーなどただのこけおどしで、それが成功したのか失敗したのか、よくわからない。 もうどうでもいい。 統一地方選挙の結果もなんだか低調で、人々は、どうし…

天皇と民主主義とEUと

ブログを書くといっても、どうやら僕は、その時々のネタを拾いながらそのつど目先を変えて書いてゆく、ということには向いていないらしい。 どうしても一つのテーマを際限なくあれこれ考えていってしまう。 それでまあ直近の関心事としては、元号も変わるこ…

「美しい日本」なんかどこにもない

1 新しい元号が発表された。 「令和」、万葉集の万葉仮名からとったというが、「れいわ」と中国式に読んで、中国式の漢字の意味で体裁をとっているのだから、やまとことばとは何の関係もない。総理大臣は「令和」にはこんな意味があるとかなんとかと吹聴し…

EUと移民反対

1 『日本国紀』という本がバカ売れしているらしい。じつは僕もさっそく買って読んでみたのだが、歴史の教科書やウィキペディアに書いてあることを並べているだけだし、しかもその歴史的事実に対する著者の解釈もまったく愚劣で幼稚で陳腐で、どうしてこんな…

ハイブリッドの栄光

1 大坂なおみが全豪オープンで優勝した。 すごいことだ。去年の今頃は世界ランク70位くらいだったのに、ここにきてメジャータイトルを連覇して世界一位に上りつめた。 もちろんこの国では大フィーバーだが、一部では、彼女はジャマイカ人とのハーフで幼い…